福岡県福岡市中央区高砂にあります「すし 幸徳(スシ コウトク)」。
寿司職人は「握りの技術者」だと考えております。
様々な料理が広く楽しめる割烹や和食料理屋とは異なり、
寿司屋というのは握り一本でお客様をおもてなしする場です。
食材から薬味、製法から道具まで、
一人の人間が納得いくまで試行錯誤を重ねて寿司を握ります。
全体のバランスを考えながら、極力手を加えずに作り上げる。
握りの技術は、寿司職人の生命線。
だからこそ、「職人」であると同時に
「技術者」でもあると自負しております。
握り一本で勝負する寿司屋の味を、
ぜひ召し上がりにいらしてください。
- 魚の皮は生では食べづらく、あまり好まれません。
しかし、実は本当に美味しいのは、旨味と脂の詰まった、
身と皮の間の部分なのです。
どうにか皮目も美味しく食べられないかと考え、
生まれたのが〝炙り〟という技法。
引き出された旨味と香ばしい香りは、誰もが好む味わいです。
当店でもその炙りを、
アカムツや金目鯛などでご用意しております。
ぜひともご賞味ください。
- 当店で人気の「カイワレ大根の昆布〆め」。
常連様に大変ご好評いただいております。
カイワレ大根を生昆布で挟んで寝かせ、
昆布の旨味を染み込ませました。
素材の良さを掛け合わせた一貫。
優しい味わいとカイワレの食感が格別です。
古き良き伝統がある、本手返し。
現在では小手返しで握る寿司職人が増えましたが、
昔ながらの食材をバランスよくまとめ
ご提供に適した温度でお出しするためには、
本手返しが一番だと考えます。
当店では、手数を減らした独自の本手返しでご提供。
極力素材に長く触れず、
素材本来の旨味をそのままにご提供いたします。